【Weekly】4月5週目のイベントカレンダー
新コーナー、始めます。
Weeklyのイベントカレンダーです。
株式投資をやられている方に是非チェック頂きたい内容です。
振り返りも合わせてやっていきます!
月曜日の朝イチに是非チェックを!
今週は重要な指標が目白押しですね。
各指標から世界経済の実態を読み解き、投資戦略の参考にしてみてください。
Vol5:株価と原油の関係性についてpart2
はい、株価と原油の第2弾、やっていきましょう!
前回の記事では、コロナショックを発端としてなぜ原油価格が下落したのかについて主に記述しました。
↓前回の記事↓
2020年3月に入ってから一段と原油価格が下落しています。
この理由について今回は解説していきましょう。
1.需要と供給について
市場原理の基本の基ですが、まずは市場における価格の決まり方について見てみましょう。
出展:8つの相場サイクルがわかる「逆ウォッチ曲線」の使いかた | お金のキャンパス
★非常に分かり易くまとめられていますので、是非チェックしてみて下さい。
このグラフ、学校の社会の授業で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
小難しい感じがしますが、すごくシンプルです。
市場にとある物品が流通していたとして…
流通量(供給)は少ないが、買いたい人(需要)は多い=高くても買う
逆に
流通量(供給)は多いが、買いたい人(需要)は少ない=価格を下げないと売れない
直近でいうと、マスク不足による高額取引などがいい例ですね。
つまり、市場に出回る量と欲しい人の数だけで物の価格は決まっているということですね。
2. 原油価格が更に急落(2020年3月~)した理由
2020年3月の一段と下落したタイミングに何が起こったのでしょうか?
それはコロナショックで世界中で経済活動が停滞し、原油の需要が減っているにも関わらず、主要原産国であるサウジアラビアが大増産に踏み切るという発表を行ったためです。
つまり圧倒的な供給過多状態となり、価格が下落したというわけです。
グラフでいうと、このへん。
3. 収入が悪化するのに大増産に踏み切る理由
出来る限り高く売りたいんじゃないの?
と疑問に思う方が多いと思います。その理由を解説します。
3-1. 原油生産量のシェア
主要産油国であるサウジアラビアがオイルマネーによる収益を悪化させてまで
大増産して原油価格を押し下げる理由を知るには、まず世界の原油生産シェアを知る必要があります。
1位は…
えっ?
アメリカ!?
これは多くの人にとって意外なのではないでしょうか!?
原油といえば中東・アラブといったイメージを私たちは強く持っていますが実は2012年に確立された”シェールオイル採掘”という手法によりアメリカの生産量が爆増し、一気にマーケットシェアを奪い去る形になりました。
★シェールオイルについて詳しく知りたい場合は下記を見てみて下さい。
アメリカが原油の生産高において、ここまでのシェアを獲得するとどのようなことが出来ると思いますか?
それは、価格の調整に占める影響度を高めることが出来たのです。
アメリカが高く売りたいと思えば供給量を減らして価格を上げやすくなりましたし
安く売りたいと思えば供給量を増やして原油価格を下げやすくなりました。
さて、こうなると2位につけるサウジアラビアやロシアは面白いでしょうか?
自国における主要な収益源であるオイルマネーの価格を第3国とされていたアメリカに操作されている状況は好意的なことではありませんよね。
3-2. シェール企業は採掘した原油が1バレル=50ドル以上で売れないと赤字になる
元々の生産国は国策で原油の採掘を行っているのに対して、米国のシェール企業では
自前で設備投資を行い、”採掘リグ”という生産設備を建設して採掘を行うビジネスなわけです。
そして、採掘した原油が1バレル当たり50ドル以上で売れないと採掘コストを賄いきれず、赤字となってしまいます。
さて、直近の原油価格を見てみましょう。
2020年3月19日現在で1バレルあたりなんと23.12ドルとなっています…。
こうなってくると、米国のシェール企業は原油を採掘すればするほど、赤字が積みあがるという苦しい状況となり、経営に支障が生じます。
ズバリ、サウジやロシアが大増産を決めたのはこのシェール企業にダメージを与えて倒産に追い込むことです。
そうすることで、原油マーケットにおける米国の影響力を弱体化させることが目的です。
4. この原油安はいつまで続く…?
ガソリンなどの原料となる原油が安くなることは一般消費者である私たちからすると好ましいことです。
この状態はいつまで続くのでしょうか?
アメリカのシェール企業にダメージを与えたいサウジアラビアやロシアなどの産油国と全力で企業の経営状況を守りに入るアメリカ政府との実質上の価格戦争状態です。
中国との貿易戦争といい、中東諸国との原油戦争といい、アメリカは血の気が絶えない国ですね…。
さて、いかがだったでしょうか!?
これでコロナショック~原油安までご理解頂けたと思います。
次回はいよいよ株価への影響について書いていきます!
Vol4:株価と原油の関係性について
Vol4:株価と原油の関係性について
はい、今回は株価と原油の関係性について書いていきたいと思います。
株式投資等に興味のある方、ニュースを見ていて世界の株価とセットで原油価格も報道されていますよね。
これにはふか~~~~い関係性があるんです。
さて見ていきましょう。
今日の値動き
3月18日18:53分時点での原油の値動き
日経平均株価(同日時点)
見ての通り、まずはチャートの形が同じことに気付くと思います。
原油が下がると、株価が下がる
または
株価が下がるような市況になると、原油が下がる
といえるでしょう。
ではこの関係性にはどのような背景があるのか、説明します。
まず、前提として産油国といわれる石油を掘り出せる国が原油を掘り出して
国債社会へ販売をしています。
では、原油価格と株価はどのように結びつくのでしょうか?
上記のように経済が活況で、ヒトやモノの流れが活発に動いていると、飛行機やトラック等の燃料や工場で製造する際のエネルギーとして原油の需要が旺盛になります。
そうなると、需要と供給の原則から原油価格は上昇し、産油国に入るオイルマネーが増え、投資が活発となり株価が上昇するという訳なのです。
さて原油価格と株価の関係がわかったところで、上の値動きのグラフに戻りましょう。
原油価格が下がったのは…
そうなのです。
2019年12月に中国/武漢市で発生した新型コロナウィルスの影響による経済活動の停滞による原油需要の急速な減少により原油価格は暴落します。
以上、原油と株価の関係でした!
【MUP Week8 ビジネスのベーススキル編】ブランディングスキルについて
MUP Week8のアプトプット、やっていきたいと思います!
今回は最近巷でよく耳にする(?)ブランディングスキルについてです!
いつものように無料動画、下記になります!
今回はいいところで無料クラスの方々が切り離されてますね?
これは続きが気になるのではないでしょうか!
ブランディングとは?
竹花さんは今回のセッションの中でこう述べています。
ブランディングとは付加価値を伝えたり、体験させることである
よく聞くブランディングですが、人によっても様々な定義や解釈があり
一概に”何を指して使われているか”は注意深く読み取る必要があります。
今回のセッションではサービスに付加する価値を”どのように伝えるか”または
ユーザーに”どのような体験(UX:ユーザーエクスペリエンス)”を提供するかに
フォーカスをしてブランディングを説明されています。
例として紹介されたのは、牛丼の例。
牛丼と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはこちらではないでしょうか?笑
十分においしいですし、定期的に食べたくなる素晴らしい商品だと思います。
しかし、世の中には1杯4,600円(税抜)のスーパー牛丼も存在します。
キャピトル牛丼 | 溜池山王駅直結(東京・赤坂)ザ・キャピトルホテル 東急【公式】
同じ牛丼とはいえ、食べる場所や使用する材料、サービスの内容を工夫することで
その価値(価格)を10倍以上に引き上げることも出来るというのです。
例えばこのキャピトル牛丼は一流ホテルの豪華絢爛なレストランで振る舞われており
使用している材料も一流のものでかつ、これの提供に至るまでのサービスにもきめ細かい心配り、エンタメ性が盛り込まれているのだそうです。
私も機会があれば一度は試してみたいですね…。
このように、ブランディングの方向性次第で価格に大きな差をつけることも可能であることがよくわかります。
ブランディングの有用性
ブランディングといっても、それは売り手と買い手のコミュニケーションの手段の1つです。
では他に、どのようなものがあるか紹介しましょう。
手段は主に4つあります。
①マーケティング:特定の顧客に対してアプローチを”かける”こと
②PR:第3者(Youtuber)などを通じて、特定のクラスターへアプロ―チを”かける”こと
③アド:不特定多数の集団に対してアプローチを”かける”こと
④ブランディング:特定の相手からアプローチを”かけられる”こと
お気付きになりましたか?
4つのうち、ブランディングだけがアプローチを”かけられる”という受け身になっています。
アプローチの矢印が逆向きになっていますよね。
つまり、アプローチを掛けられるように仕込みをする工夫がブランディングということですね。
これは例を使って説明しましょう。
例えばあなたがピアノの営業マンだったとして、ピアノの販売をどのようにブランディングするか。
つまり、ピアノを直接的に売るのではなく音楽教室を開き
入学してきた子供たちにYAMAHAの楽器に触れてもらう。
その結果、気に入るものがあれば自宅でも練習がしたいと”購入”に至ることもあるでしょう。
これがまさに、お客様から買って”頂ける”仕組みを作るブランディングであるということです。
数ある買い手へのアプローチ手段の中で唯一、お客様から選ばれるという点にフォーカスして戦略を練るという点がブランディングの難しさであり、重要な点なのだと私は思いました。
ここがビジネスの面白さであると竹花さんは説いていますし、私も学ぶ上で最も面白いポイントだと思います。
ブランディングが出来ないとどうなるか?
では、ブランディングが出来ないとこのご時世、どうなるのでしょうか?
それは負のスパイラルといわれる悪循環に陥ることです。
まず前提としてマーケットには競合が犇めいています。
Webの普及により、世界の唯一の商品でない限りは様々なところから調達することが出来ますよね。
例えばりんごをA社とB社の2社から仕入れる場合に、どちらも品質が全く同じであれば皆さんは何を基準に選定しますか?
恐らく、価格の違いですよね。安く仕入れられる方から購入すると思います。
そうです、まず始まるのは”価格競争”のフェーズです。
しかし価格競争には限界がありますね。
これ以上落とせないという底値があります。
そこまで至ると…?次はサービス競争といって、りんご1個にみかん1個サービスとった具合に
商品だけの価値ではなく、そこにサービスを付加価値とすることで差別化を図ります。
するとどうなるでしょうか?実質、みかん1つをサービスすることになるのでコストが増加しますよね?
すなわち利益率の低下です。
すると、りんごを売るためにみかんをサービスしなければならないので
その他の経費(コスト)を削減するといった方針を立てることとなり広告費用や人件費を削ることになります。
すると…営業力や販売力を失い、結果としてシェアが減少するという結果を生んでしまうのです。
もともとは売上を上げるため、商品を売るために始めた戦略がシェアを減らしてしまうという悲惨な結果を生んでしまいます。
ブランディングって、すごく重要なんですね…。
さて、今回はブランディングの中身及び重要性について学んできました。
あ、そういえば無料動画の終盤のワークショップの答えが気になってますよね。
答えは下記になります。
500円だと100杯で、1500円だと0杯を線で結びます。
すると、その過程での期待値が推定出来ます。
あとは、”最も利益の残せるポイントを探す”ことで最適解を導けます。
このケースでは、販売価格1000円で50杯売ることを目標にすると
利益額35000円という最適解を導くことが出来ました。
しかし、ビジネスの面白さはカフェオレを1250円で如何に売るか?または1500円で売るためには?
という仕掛けを考えることだと竹花さんは話しています。
ビジネス、奥が深いですね…!
今回は以上です。
【MUP Week7 ビジネスのベーススキル編】伝えるスキルについて
MUP Week7!!
今回からビジネスに必要なベーススキルに関するセッションですね。
ゴールは事業計画書やプレゼンが作成出来るレベルを目指すところです。
セッションのアジェンダは下記の通り!
- 伝えるスキル
- ブランディングスキル
- 論理思考スキル
- 企画設計スキル
<一部公開動画>
実践編をアウトプット、やっていきましょう!
サービスを磨くよりも言葉を磨け
日本の古来からのことわざに”物は言いよう”という言葉がありますが
要は自社のサービスや提供したい付加価値を顧客に対してどのように伝えるか?ということです。
手始めにオーソドックスな例をご紹介しましょう。
皆さんは上記の写真を見て人に説明するときになんて言いますか?
ある人は「コップに半分の水が入っています。」と事実を述べる人もいれば
ある人は「コップに“たった”半分の水が入っています。」と主観を交える人もいれば
ある人は「”まだ”コップに半分の水が残っていますよ。」とポジティブに説明する人もいれば
ある人は「”もう”コップに半分の水しか入っていませんよ。」とネガティブに説明する人もいます。
いかがでしょうか?
”コップに水が半分入っている”という事象を説明する文章でも
論者の伝え方次第で受け取る印象が全く別の物になったのではないでしょうか?
これが伝え方のマジックであり、伝える力の価値なのだと竹花さんは説明しています。
ちなみに、一瞬脱線しますが私の敬愛するピータードラッガーというアメリカの経済学者の名言に
『コップの水理論』というものがあります。
興味のある方に向けてリンク貼っておきますね。
話を戻しましょう。
このセッションでは伝え方のスキルを中心に学んでいきます。
伝えるスキルは人生で必要なスキルである
伝えるスキルは、社会人として必須のスキルです。
ちょうど来月から社会へ出ていく新社会人の皆さんにももれなく必要なスキルですよ!
「私、俺は営業職じゃないし、話すスキルは別に…」と思ったそこのあなた。
社会で人と関わって仕事をしていく以上、伝えるスキルはすごく重要ですよ!
私も技術者として企業へ就職しましたが、最も苦労したのは社内、特に他部署とのコミュニケーションでした。
社内同士のコミュニケーションにおいては何故か互いに言葉を省略し合い、
表現を最小限に留めて話をしてしまうことで、互いのニュアンスが伝わりづらかった経験があります。
本当に苦労すると思います…。
むしろ、営業は喋るな!!
いきなりパワーワード来ましたね。
「営業は雑談から始まり、お客さんを和ませるといいぞ!」
なんていう40~50代のおじさん営業マンをたくさん見ました。
しかし、竹花さんは営業は喋るな!と言っています。
その背景を見ていきましょう。
営業マンに必要なアクションと、その配分を示した円グラフです。
45%が事前調査
45%が顧客へのヒアリング
10%が提案
営業といえばつい、ヒアリング40%で提案が60%?みたいなものをイメージしちゃいますよね。
事前調査が出来れば受注に繋がる?
事前調査が重要なのは『顧客に聞く耳を持たせるためだ』と竹花さんは説いています。
皆さんがいかに素晴らしいプレゼン資料を作って話をしたとしても
そもそも聞き手であるお客様に”聞く耳”が無ければ徒労に終わってしまうということです。
ではどうやって事前調査をすればいいのか?
私も営業マンの端くれです。
私がやっている調査方法をご紹介しましょう。
- 相手方のホームページを熟読する(必須)
- 日経電子版やWebニュースサイトで相手方の情報を調査する(必須)
- 上場企業であればIR資料(決算短信、四半期決算資料、中期経営計画)を確認する
- 訪問先の部署に関連する求人が出ていないか確認する
- 相手方のプロダクト(商品やサービス)を可能であれば体験してみる
こんなところは日々当たり前にやっているところです。
ホームページを見る上で重要なポイント
ホームページにおいては相手方の企業が社会に伝えたいメッセージを盛り込まれています。
いわばカンペのようなものなので、製品やサービスに関する情報やニュースリリース欄にある
最新情報にも目を通しておきましょう。
少なくともホームページから読み取れる情報から、下記をサクっといえるようにしておきましょう。
Who:お客様の更なるお客様は誰?
What:お客様は何を、どんなことをサービスとして提供しているのか?
How:上記のサービスをどのように提供している?
例えば、世界的有名企業で練習してみましょう。
Who:世界中のユーザーへ
What:主力商品である自動車を
How:日本のみならず世界中の販売店と契約をして販売活動を展開している
Apple社
Who:世界中のユーザーへ
What:iPhoneやiPadやApple Musicといった自社製品を
How:自社で企画・設計・販売を行うが、製造はファブレス生産方式で外部委託している。
※ファブレス生産方式は調べてみてください。
ここでは分かり易く有名企業で例を示しましたが、皆さんのお客様にも当てはめてみてください!
社内コミュニケーションで悩んでいる人は上司や他の部署のことでもいいですよ!
ヒアリングが出来れば最適な提案が出来る
ヒアリングは”相手に喋ってもらうこと”です。
ただ相手の話を聞いていればいいんでしょ?と思うかもしれませんが
営業先で相手の担当者が有益な情報をべらべらと話してくれることはごくまれです。
つまり、入念な事前調査により収集した情報をよりクリアにするために
相手に質問を投げかけて、相手の困っていることを話してもらわなければなりません。
ちなみに、困っていることがないと営業マンと会う時間を取らないためアポイントが取れた時点で何らかの興味があるということです。
ざっくりとこんな感じでしょうか。
ポイントは”自分が提案出来るサービスと照らし合わせる事”です。
ヒアリング後の提案段階で、解決出来ないことを聞いていても仕方がありません。
必ず自分が提案出来るサービスの枠内でヒアリングを進めるようにしてください。
ヒアリングのフレームワーク
<SPIN話法>
Situation:顧客の置かれている状況に関する質問
Problem:問題を提起して顧客に課題に気付いてもらう
Implication:問題の重要性や危機感を実感してもらう
Need payoff:問題が解決されて、いい状態になることを想像してもらう
話法を4つの要素に分解して考えて構築することをSPIN話法といいます。
詳細は下記ページで詳しく説明されています。
慣れない間は枠(フレーム)に当てはめて組み立てていく(ワーク)していくといいかもしれませんね。
提案のフレームワーク
最後の提案フェーズに来ましたね。
ここでもフレームワークを用いて組み立てていきましょう!
<FABE話法>※私のプレゼン資料の組み立て方もこれを採用しています!
Feature:自社サービスの特徴
Advantage:自社サービスの優位性(他のサービスと比較等)
Benefit:お客様へのメリット・便益となること(どのようなメリットがあるか)
Evidence(証拠):事実である証拠やデータを示すこと
季節外れですが扇風機の例
→顧客のニーズ=涼しくなりたい
F(特徴):羽が回ることで風が出る
A(優位性):クーラーと比べると体に優しく、電気代が安いですよ
B(便益):涼しくなり、汗をかくことが減り、熱中症になるリスクが下がります
E(証拠):(実演して見せて)涼しいですよね
簡単ですが、こんなイメージです。
このフレームワークを竹花さんは活用、アレンジされていてB→F→A→Bとエビデンスを省略して
顧客が享受出来るメリットを終始盛り込むことで
お客様に価値を実感して頂こうと工夫されています。
こういったフレームワークは時代の変化によるビジネス環境の変化や業種などのマーケットに合わせて
最適な形となるようアレンジすることも重要ですよね。
提案対話で大事にしたいファクター(ウサギクラス限定内容)
さて、提案話法でこれまで説明してきました。
WHAT(どんなサービスなの?)
HOW(どうやってサービスを提供してくれるの?)
WHY(なぜそれを提供するのか?)
以上のうち、竹花さんが最も大切だとしているのは
最後にある"なぜ私はあなたにサービスを提案したいのか?"の部分です。
サービスを売るのではなく、サービスにまつわるストーリーを売る
竹花さんはこのように説いています。
提案対話における重要度のうち、このWHYがなんと90%を占めるのだそうです。
提案のゴールとは、"モノやサービスを売ること"ではなく
"なぜこのモノやサービスをあなたに提案しているかというコンセプト"を
聞き手である顧客に伝えること。
具体的な例での話では、一般的に売られている4色ボールペンの話をされています。
・WHAT→HOWだけの提案の組み立て
(WHAT)このボールペンは1本で4色の色が出せるんです。
(HOW)ノートにメモを取るとき、色分けして記録出来るので勉強する際にすごく活用出来ます!
・WHY→WHAT→HOW
(WHY)私は受験勉強をしている時、必死に授業を聞いて、懸命にノートを取りました。
しかし、後から見返して見ると全てが黒い文字で書かれており重要な点が分かりにくかったんです。
しかも志望校にも合格出来ませんでした…。
そこで"ノートを取ること"が重要なのではなく
"ノートの取り方"が重要だと気付いたのです。
そんな苦い経験から、誰でも簡単に見返しやすいノートの取り方が出来るように
このボールペンを開発したんです!
この後は上記と同様のトーク。
いかがですか?
WHYの部分を足すだけですごく価値のあるペンに思えませんでしたか?
このように、サービスにストーリーを付与してトークをすることで
顧客に強く印象付けることが出来るのです。
今回もすごく学びになりました。
MUPは今すごく盛り上がっています!
最近地方コミュニティも立ち上がり、さらなる盛り上がりを見せています。
皆さんも良ければ是非、参加を検討してみて下さい(^^)
Vol4:新型コロナウィルスの現状は?これから日本はどうなる?
最も暗く、話題性のあるコロナウィルスと世界と日本の現状、そして今後の見通しについて記載したいと思います。
コロナウィルスへの懸念をトリガーに世界的に株価が下落しましたね。
今後どうなることやら…。
コロナウイルスの人類への影響の現状は?
これからのことを書く前に、まずは現状を見てみましょう。
日経新聞社が公開している世界コロナマップというサイトをご存知ですか?
これまでの各国の公式発表データを基に、感染者数の全体数や1日毎の推移がまとめられています。
これを見ると、本日(2020年3月2日(月)の22時57分現在)で感染者数の多い国ランキングは下記のようになります。
1位:震源地の中国で感染者80026人、死者2912人(圧倒的ですね)
2位:隣国である韓国で4335人、死者26人(短期間で爆発的に増加しました)
3位:欧州のイタリアで1694人、死者41人(なんでEUでイタリアだけこんなに多い?)
4位:話題のイランで978人、死者66人(米国との軍事衝突で話題だった)
5位:我が国日本で257人、死者6人(ほんま?笑)
ちなみに地球全体では感染者88789人、死者3020人だそうです。
こう見ると、まだまだ中国がほとんどなんですね。
ちなみに日本国内の状況だけをまとめたサイトもあります。
ここまでは各地域ごとの感染者数と死亡者の数がまとめられていますが
実は日本の自治体では独自コロナウィルスの検査結果に関する発表もリリースしています。
大阪府
兵庫県
県が発表している公式情報
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/covid19_d/fil/20200302press.pdf
以上のようにきちんと現状を県民へ公表している自治体もあれば
京都府、滋賀県、奈良県などは非公表としている自治体もあります。
こういう時にきちんど情報開示を行うのとそうでないのとでは
県の行政イメージに対して差が出てしまいますね。
というか、隠しても何もいいことはないと思うのだけれど、どうなのでしょうね。
※余談※
感染が疑われるときは?
①前提、人ゴミや他人との密室は避ける
②毎日検温(体温測定)を行い、37℃を超える熱がある場合は外出を控える
③37.5℃以上の発熱が3日~4日以上続き、咳が出る場合は、自治体の相談窓口へ電話で指示を仰ぐ。
といった具合ですかね。免疫のある若い方などはそれほど重症化しないとされているので、落ち着いて行動しましょう。また高齢者等は合併症などを併発する恐れがあるので早期の対応が必要です。
<参考ページ>
東京都感染症情報センター » 新型コロナウイルス感染症Q&A Ⅱ 新型コロナウイルス感染症の対応についてについて
これからの展開
肝心のこれからどうなる、国内コロナの影響は?
私の見解はずばり、まだまだ拡大していくと思います。
この理由は、下記のウィルスの特徴に起因します。
・潜伏期間が長い (14日~最大42日といわれています。)
・政府、自治体の対応が遅かった(2月26日(水)に初めて初動をしたようなものです)
・クルーズ船の下船者が自由に活動していた(千葉のジムでのんきに運動だとか…)
上記を踏まえると、現時点で感染者として現れているのは少なくとも2月10日~21日よりも前に感染している方々です。
そう考えると、この方々が感染者であるにも関わらず自由に活動していた時期に知らず知らずの間に接触者として感染している可能性は大いにあると思いませんか?
まだまだ拡大を続けるでしょう。
東京五輪の開催判断のデッドラインとなる5月末までに終息…しますかね?
気温が高いと感染症は拡がらない?
日本でもインフルエンザなどの感染症は冬だけで猛威を振るい、夏は沈静化しますよね。
これはウィルスが暑さに弱く、活動力が著しく低下するためです。
今回のコロナもインフルエンザと同じように考えている方がいるようですが
シンガポールの例を見てみましょう。
シンガポールの機構は亜熱帯で、日本の夏に酷似しています。
ちなみに、今週はこんな感じ。
連日33℃を超える真夏日、ですよね。
一方感染者の様子は…?
日本の半分程度まで広がってますね。
つまり、気温の上昇と感染の抑制は直接的にリンクしないということです。
このままだと東京五輪も中止…?
5.9兆円の損失…年間GDPの約1%が吹っ飛ぶ。
こうなると…いよいよ日本の景気も底辺でしょうか。
ただし、一番大きな損をするのは国でも東京都でもマスコミでも工事を請け負ったゼネコンでもなく
約3兆円にも上る準備費用を負担してきた税金の出資者である私たち国民なんですけどね…。
仮に中止となった場合、誰が責任を取りますか?どうリカバリーしますか?
この最悪のシナリオについて、準備を進めておくべきではないでしょうか。
そうならないことを祈りますが、現状の対応だと心配でなりません。
どうか、事態が改善されますように。
そして、政府や自治体は現状を隠蔽せずに正直に公表して頂きたい。
それよりもまずは私たちや家族が健康で過ごせるように、自己防衛に努めましょう。
次回は株式市場への影響という観点から記載したいと思います。
Vol3:本当に好景気?給料上がらないけど…?
昨日の記事で”給料は上がっているのか?”という話を展開しました。
実際、日本は先進国の中で唯一実質賃金指数が低下している国だということ
労働者の賃金が上がらない国であるということが分かりました
ではなぜ、労働者の給料が上がらないのかについて今回は深堀をしていきたいと思います。
そもそも企業は儲かっているのか?
こちらの解答には IR BANKさんの記事を引用させて頂きます。
ずばり、利益の出ている企業は2012年のアベノミクス開始以降、増加しています!
アベノミクスが開始された2012年において、309社だった増収・増益を3期以上達成している企業数はその翌年の2013年には616社とほぼ2倍となり、その後も堅調に増加しています。
出典:増収増益企業3期以上 - 2019 | 企業ランキング
アベノミクスの政策による異次元の金融緩和、並びに大規模な財政出動により
経済は刺激され、利益を得ている企業は増えています。
「あれ・・・?」
「アベノミクスで企業が儲かって、経済も好景気になった!!」
「アベノミクスってすごいやないか!!」
ちょっと待って下さい!
皆さん、好景気の恩恵を受けていると実感していますか?
日本経済新聞による世論調査結果によると、約8割が好景気を実感していないと答えています。
好景気なのに…給料が上がらない…
なんで?
この理由について解説していきます。
企業の利益の行方
そもそも企業が儲かった場合、その利益はどこに流れているのでしょうか?
企業の利益の行方を簡単と表すと、上記のようになります。
といった具合に企業の利益は配分されています。
ここで重要なのは、その分配比率と2012年~現在までの比率の推移です。
従業員の労働に対する分配比率
出典:一般財団法人 土地総合研究所 リサーチメモ
http://www.lij.jp/news/research_memo/20190731_4.pdf
上記のグラフをより、2012年をきっかけに労働分配率は大きく低下していることが分かります。
これは前述の通り企業に利益が出ているにも関わらず、従業員への賃金を上げていないため比率が低下していることを示しています。
投資活動への分配比率
出典:日本政策投資銀行資料
https://www.dbj.jp/investigate/equip/national/pdf_all/201908_summary.pdf
設備投資への意欲は、利益と概ね連動していると言えるのではないでしょうか。
企業が成長するためには現状維持ではなく、体制強化が必要であるためこれは順当な結果だと思います。
株主への分配比率
引用:【図解・経済】東証1部の配当総額の推移:時事ドットコム
なんと…株主への配当総額は6年連続で増加している!
会社は株主のものとはよく言ったものですが、利益が出れば配当に回していたのですね。
またその株主の正体とは…?
配当先の約3割はなんと外国人…
日本の会社が稼いだ利益の多くが株主配当に回り、さらにその配当を受け取る3割が外国人という衝撃ですね。
法人税率の推移
こちらは2012年(H24)年から段階的に引き下げられています。
つまり、大企業の税負担は利益が出るたびに軽くなっているのです。
現状、実質的な法人税率は20%前半ですがこれは世界的に見ると他の先進国とほぼ同水準と考えてよいでしょう。
これはグローバル競争の加速する世の中において、企業の国際的な競争力や成長力を後押しするために各国が実施している政策といえます。
内部留保はどうなっている?
内部留保も利益に連動して増えていますね。
つまり儲けたお金は溜め込んで有事に備えるという考え方でしょうか。
結論:稼いだ利益は社員ではなく、株主(3割外国人)に分配して後は貯金!
法人税率が下がって手元に稼いだお金が残りやすくなりーの
株主に配当金で分配しーの
設備投資はしっかりやりーの
内部留保を増やしーの
残ったお金で…
社員にはこれまで通りと一緒の給料はらいーの・・・
儲かってるのに給料上げてへんてどういうつもりやねん!?
普通に考えると、利益を上げた企業の社員の人たちに一番多く配分されるべきじゃないですか!?
ここまでわかったことの整理
給料って上がったんだっけ? ⇒ ここ30年間で変わってない。
アベノミクスで好景気なんだっけ? ⇒ 企業は確かに儲かっている。
好景気で給料上がった人いてる? ⇒ 約8割が実感出来ていない。
つまり、日経企業は好景気で儲かったとしても、社員の給料を上げるという発想は持っていないみたい。
しかも憤りを感じるのが社員の努力で上げた利益が株主に、しかも外国人に多く配分されていっているという点ですね。ちなみにこれもアベノミクスの仕組みの一つです。
従業員さん気の毒…。
さて、日本で仕事するの、どうなのでしょうね?
私も真剣に考えてみます…。
以上、結論としては日経企業はケチなのか!?という感想が残りますね。
この背景には日本ならではの雇用形態が大きく影響しているやもしれません。
日本は高度経済成長の時代から終身雇用と年功序列を基調としてきました。
「1度会社に入ったら定年(当時は60歳)まで解雇されることは無いよ。」
「解雇はしないけど、給料はじーっくりとながーい時間(10年単位)をかけて上げていくよ。」
ということです。
一報で労働分配率の高い国々にはこういった基調はなく、企業が儲かれば大きな収入を手にすることが出来る一報で儲からなければ仕事を失うというリスクもあります。
こうみると細く長く安定的に仕事が出来る日本と短く太く不安定な諸外国という印象がありますが…
日本でも近年、経団連から終身雇用制度が維持出来ないという旨の発表されました。
下記のサイトで詳しく解説されています。
私の思う日本のこれから
企業サイド、従業員である個人サイドの両面から意見を述べたいと思います。
企業サイド
働き方改革に努め、社員が生産性を最大限高められるように風土の醸成に努め、効率的かつ個性を発揮出来るような働き方の提供をして頂きたい。
かつ、利益の配分を見直し、株主と同等に社員にも配分をして頂きたい。
個人サイド
自らのキャリアの安定性を企業に委任するのではなく、自らの意思で安定を築いていけるように能力を高めるべきです。つまり、仕事以外の時間で勉強し、高めた能力で仕事で成果を出すことです。成果を出し続ける社員を企業は解雇しませんし、他社からもっといい条件でスカウトがかかるでしょう。
こうすることで、企業の業績は上がりながら従業員への労働分配率も改善されるのではないでしょうか?
以上、給料が上がらないシリーズでした!